冬に忘れがちなノミ・ダニの予防💊
今日は冬のノミダニ予防のお知らせをします!
フィラリアの
予防は12月で終了しましたが、ノミ・ダニは1年を通して予防することが必要です。
1月~3月の間、フィラリアの予防は必要ないのですが、ノミ・ダニの予防は継続することをおすすめしています。
ノミ・ダニの予防薬は皮膚に塗布するタイプと飲み薬があります。(ネコちゃんは塗布するタイプのみ)
また種類によって投与間隔に違いがあり、1か月ごとに予防するものや、3カ月,4ヵ月ごとに予防するものがあります。
飼い主さまそれぞれで予防薬の種類を選んでいただきますが、お困りでしたら気軽にご相談ください。
外に出ない子にもノミダニの予防が必要です!
ノミやマダニはお散歩の時に草むらで感染するイメージが強いと思います。
外から帰ってきた飼い主さんの衣類や靴にノミ・マダニがついていて動物に移ってしまう可能性もあります。特に暖かい室内では冬でもノミダニは活発に動きます。
外に行かないワンちゃんや室内飼いのネコちゃんもノミダニの予防をしましょう
ノミの吸血によって引き起こされる病気
ノミアレルギー性皮膚炎 など
症状:激しいかゆみ、湿疹、脱毛
血を吸う時にノミの唾液が体内に入ることで起こります。
マダニよって感染する病気
ワンちゃん:バベシア症、SFTS(重症熱性血小板減少症)、ライム病 など
ネコちゃん:SFTS(重症熱性血小板減少症) など
バベシア
赤血球に寄生する寄生虫です。貧血、黄疸、発熱、食欲不振などになります。
一度感染すると、体内から完全に排除することできないため、完治することはありません。
SFTS(重症熱性血小板減少症)
日本国内で少しずつ感染地域が拡大していると報告されています。
お隣の県の静岡でもネコちゃんでの感染が発生しています。
SFTSウイルスを保有しているマダニに噛まれることで感染し、発熱、嘔吐、下痢、食欲不振などになります。
血小板や白血球の減少などが見られ、やがて死に至る病気です。
人にも感染してしまうとても怖い病気です。SFTSによる致死率は、犬で40%、猫で60%、人で30%と、非常に高いです。
ライム病
マダニに噛まれることにより、ボレリア菌が体内に媒介されます。
犬に症状が見られることは稀ですが、発熱や起立不能、食欲不振などになります。人にも感染します。