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2022年11月25日

12月より腫瘍専門医診療(Dr.雲野)がスタートします。

毎週木曜日及び第1、3火曜日の11:00~15:00は獣医師 雲野による腫瘍専門医診療が開始します。

当診療は予約診療となります。お気軽にお電話でご予約下さい。また当院で使用しているWonderからも予約が可能ですので併せてご利用ください。

*当診療が行われる11:00~12:00の間は通常診療も行っております。

以下 腫瘍専門医診療の概要となります。センカンドオピニオンも受け付けておりますので是非ご予約下さい。

近年、ペットも人と同様に高齢化が進んでいます。高齢になるにつれ腫瘍疾患(がん)も増えていますが、治すべく日々獣医学も進歩しております。がんになったとき、まずは向き合い今の現状を把握すること、それから担当の先生とどんな治療ができるのか、どんな治療を選択するのかをしっかり話し合うことが大切です。

<診断>

◯腫瘍の種類、局所的な拡がり・浸潤性の評価

 しこりの触診、超音波を用いた観察、細胞診検査(針をさして細胞をみる検査)や病理組織検査で腫瘍の種類、浸潤を判断します。

◯リンパ節の評価

悪性腫瘍である場合には、しこりの近くのリンパ節に転移して腫れてくる場合があるため、診察時に確認していきます。

◯遠隔転移の評価

X線検査、超音波検査、CT検査を駆使して腫瘍の進行度を確認します。進行度によって、根治治療か緩和治療かといった治療の方針を決めていきます。

※CT検査が必要な場合には紹介をさせていただきます。

◯全身状態の評価

腫瘍以外に他の病気がないかどうかを判断し、健康状態を総合的に診ます。

<治療>

治療にはそれぞれメリットとデメリットがあります。診断によって選択できる治療や効果も変わります。その都度、飼い主さんと話し合いながら決めていきます。

◯外科治療

手術による治療です。しこりの場所や大きさ、種類、手術の目的によって術式は異なります。

◯放射線治療

放射線は自然界にも存在するものですが、がんの治療では放射線装置によって人工的に放射線をつくり出して治療に利用します。患部に放射線をあてることにより、細胞のDNAに損傷を与え、がん細胞を死に至らしめます。

※放射線治療が必要な場合には紹介をさせていただきます。

◯がん薬物療法

抗がん剤による治療です。リンパ腫などの血液系の腫瘍に対しては、治療の主体となります。

◯緩和治療

点滴、チューブの設置、飲み薬や注射薬を駆使して、身体の痛みや辛さをできる限り取る治療をしていきます。必ずしも終末期の治療というわけではなく、上記の治療法と組み合わせて適切に痛みや辛さをとることで、生活の質を保ちつつ、抗がん治療を続けることが可能です。

2時診療施設で培った経験を活かし皆様のお役に立てるよう精進致しますのでお気軽にお声かけ下さい。

雲野