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外科治療

2025年3月31日

腹腔鏡外科

腹腔鏡手術はお腹に筒状のトロッカーを設置し、そこからカメラや鉗子を挿入することでお腹の中で手術操作を行います。通常の手術と比較して傷口が小さく、術後の痛みが少ないことやカメラを用いた拡大視野が得られることでより繊細な手術が可能になります。

 

腹腔鏡手術の歴史

 

実際に獣医療で報告されている手術にはこんなものがあります。

 

  • 腹腔鏡下卵巣(卵巣子宮摘出術)
  • 腹腔鏡下潜在精巣摘出術
  • 腹腔鏡下肝生検
  • 腹腔鏡下胆嚢摘出術
  • 腹腔鏡下副腎摘出術
  • 腹腔鏡下門脈体循環シャント結紮術
  • 腹腔鏡補助下胃固定術
  • 腹腔鏡補助下膀胱結石摘出術など

 

内視鏡手術の原理

 

腹腔鏡手術を実施する際の基本的な原理です。お腹にトロッカーを設置し、CO2ガスを送り込むことで中を膨らませます。トロッカーからお腹の中にカメラと鉗子を挿入し、モニターを見ながら手術を実施します。

肉眼で見るよりも拡大された画像で手術ができるため、細かい血管の処理などより繊細な手術が可能になります。

 

お腹にトロッカーを設置
お腹の中をCO2で膨らませる
カメラと鉗子で手術を実施

腹腔鏡下卵巣摘出術

腹腔鏡下潜在精巣摘出術

腹腔鏡下肝生検

腹腔鏡補助下膀胱結石摘出術