日本初の猫の慢性疾患に伴う食欲不振の治療薬「エルーラ」のご案内

「エルーラ」とは、猫の慢性疾患に伴う食欲不振と体重減少に対する治療薬です。

高齢になると、腎臓病や心臓病、がん、ホルモン疾患などの慢性疾患が増えてきますが、これに伴って、もしくは診断に先駆けて出てくるのが体重減少(筋肉量の減少)/食欲不振です。

この状態を「悪液質」と呼び、体力や免疫機能の低下を引き起こし、さらには生存期間が短くなることが分かっています。

➡悪液質については症例ページで詳しく解説しておりますのでそちらもご覧ください。

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作用機序について

エルーラにはカプロモレリンという有効成分が含まれており、これは食欲ホルモンであるグレリンと同じ働きをします。

具体的な作用としては、

　①食欲中枢を刺激・・・食欲増進

　②成長ホルモン分泌・・・体重増加を促す

があり、体重を維持もしくは増加させる効果が証明されています。

　※内服開始55日時点での治療成功率：83.1%　　(開始日と比較し体重減少がないもしくは増加した症例の割合)

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当院でのエルーラの取り扱いですが、11月中旬頃を予定しています。お気軽にスタッフにお尋ねください。