ご予約はこちら
受診ご希望、獣医師の方 045-932-5151
企業、法人の方 090-6770-5244
  • ホーム
  • 症例
  • 外科手術
  • 犬と猫の副腎腫瘍について解説 | よくお水を飲む、尿が薄くて多いは病気の初期症状かも!? ~症状編~
2025年10月23日

犬と猫の副腎腫瘍について解説 | よくお水を飲む、尿が薄くて多いは病気の初期症状かも!? ~症状編~

こちらの記事では副腎腫瘍の症例で良く認められる症状について解説していきます。

副腎腫瘍の性質や種類によって出てくる症状は様々になります。

ぜひ最後までお読みいただき参考にしてください。

 

 

よく見られる症状は?

 

副腎腫瘍には、機能性および非機能性の2種類がありますが、非機能性は多くが無症状です。

機能性の副腎腫瘍の症状は、腫瘍の種類とそれに伴うホルモン過多によって引き起こされます。

 

1. 皮質の腫瘍

コルチゾール産生腫瘍

いわゆるクッシング症候群と言われる症状が出ます。

・ 多飲多尿

・ 腹囲膨満

・ 左右対称性脱毛

・ 皮膚の菲薄化 など。

 

アルドステロン産生腫瘍

アルドステロンとは、腎臓に作用してカリウムの排出を促進、さらに水分とナトリウムの吸収を促進し結果として血圧を上げる作用を持っています。ですので、アルドステロンが過剰になると、これに伴った症状が出てきます。

・ 多飲多尿

・ 高血圧

・ 元気低下・・・筋肉を動かすためにはカリウムが必要なので、低カリウム血症になると筋肉が動かせなくなり活動性が落ちることがあります。

・ 不整脈・・・心臓の筋肉を動かすのにもカリウムが必要ですので、低カリウム血症で不整脈が出る可能性があります。

 

性ホルモン産生腫瘍

オスとメスで出る症状が少し変わります。脱毛や多飲多尿は両方で見られますが、メスでは乳腺の腫れ、オスでは攻撃性の増加などが見られることがあります。

 

2. 髄質の腫瘍=褐色細胞腫

髄質の腫瘍、つまり褐色細胞腫の場合は症状は非特異的で、食欲不振、嘔吐下痢、体重減少、多飲多尿、パンティング、高血圧、虚脱などが見られることがあります。

 

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 

副腎腫瘍についてはこちらのリンクからそれぞれのページに飛べますのでぜひご参考にしてみてください。

 

▼ 副腎腫瘍とは?

▼ 必要な検査および診断について

▼ 治療について

その他の記事

  • 糖尿病性ケトアシドーシス

    糖尿病性ケトアシドーシスとは内科エマージェンシーの1つであり、糖尿病が進行して発症します。発症メカニズムとしては、インスリン不足によりブドウ糖の細胞内への取り込みが減り、代…

    7年前
  • ”麻酔前検査”をお勧めしています

    手術をするにあたって、人の場合と同様に犬ちゃん猫ちゃんにも全身麻酔をかける必要があります。麻酔前検査では、この全身麻酔が安全にかけられるかどうかを評価するための検査となり…

    3年前
  • 糖尿病性ケトアシドーシス

    糖尿病性ケトアシドーシスとは内科エマージェンシーの1つであり、糖尿病が進行して発症します。発症メカニズムとしては、インスリン不足によりブドウ糖の細胞内への取り込みが減り、代…

    7年前
  • 犬の股関節脱臼の外科的整復(大腿骨頭切除)

    犬の起こりやすい外科疾患の中に股関節脱臼というものがあります。股関節脱臼は全ての外傷性脱臼の中でも最も発生が多く、全ての年齢に起こり、犬種や性差に関係なく発生します。主…

    2年前
  • 発作重責・脳炎

    犬によく見られる特発性髄膜脳脊髄炎の一種で、多因性の疾患であり、明確な原因は不明です。臨床症状は大脳病変の部位によって異なり、発作や虚弱、旋回運動、視覚障害などを呈し、最終…

    7年前
  • 肝中央区域の腫瘍および胆嚢を一括切除した犬の一例

    近年では、獣医療の発達とともに犬猫の長寿化が認められるようになり、腫瘍と診断される子も増えてきています。腫瘍の中でも肝臓腫瘍は稀であり、肝臓自体は”沈黙の臓器”とも呼ばれ…

    5か月前
  • 腹腔鏡補助下で実施した潜在精巣摘出術

     潜在精巣とは片側または両側の精巣が陰嚢内に下降していない状態をいいます。ビーグルや雑種犬における精巣下行のタイミングは生後30~40日と言われており、2ヶ月齢の時点で精巣…

    2年前
  • 幽門狭窄の症例に対して内視鏡下でポリペクトミーを実施した犬の1例

    ご飯を食べてから時間が経っているのに吐き戻すなんてことはありませんか? 嘔吐という症状はよく認められる症状のひとつなため、どんな疾患でも考えられるものになります。…

    7か月前
  • 「たくさん水を飲む」「たくさんおしっこする」は病気のサインかもしれません!

    こんにちは!最近は日ごとに気温があがり、夏の暑さが本格的に到来しつつあります。 私たちヒトと同じように、動物も暑くなるとのどが渇いてたくさん水を飲むようになり…

    1年前
  • 炎症性腸疾患<IBD>、慢性腸症

    炎症性腸疾患<inflammation Bowel disease:IBD>
    慢性腸症<chronic entropathy:CE> 小腸または大腸の粘膜固…

    7年前