診療科
消化器の病気/総合診療科
⾷欲不振や⾷べムラ、嘔吐や下痢、体重減少、削痩(痩せてきた)などが認められたらご相談ください。原因となるものは胃や腸だけでなく、肝臓、胆嚢、膵臓などの消化に関わる器官が原因になることもあります。また消化器の病気だけでなく、感染症や⾃⼰免疫疾患、⾎液の病気などでも上記の症状は認められます。⽇常のなかでお気づきの点があれば受診されることをお勧めします。
当院では⾎液検査、レントゲン、エコー検査に加えて9.2mmと5.4mm2種類の太さの内視鏡を⽤意し、様々な病気に対応できるよう準備をしています。さらに原因不明の肝酵素上昇や胆嚢疾患にも⼒を⼊れていますのでお気軽にお問い合わせください。
症例
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消化管穿孔
消化管穿孔は外傷、異物、腫瘍など様々理由で生じます。今回は消化管の穿孔により細菌性腹膜炎を生じた猫を紹介いたします。 雑種猫 2歳9カ月 去勢雄 数日前から食欲…
2週間前 -
紐状異物
紐状異物は危険な異物の一つで、特に猫に多く見られます。 消化管は食べ物を消化・吸収するために蠕動運動をしています。紐によって手繰り寄せられた消化管は、蠕動運動によって…
4週間前 -
胆嚢破裂を起こした胆嚢粘液嚢腫の犬
胆嚢粘液嚢腫は犬の代表的な緊急疾患の一つです。以前にも当院で胆嚢摘出術は数例行っておりますが、今回は胆嚢が合破裂し胆嚢内要物が腹腔内に播種した症例をご報告いたします。 …
4週間前 -
内視鏡で誤食した釣り針を摘出
釣り針を食べてしまったとの事で来院した7カ月のワンちゃん。 X線検査を実施すると胃の中に釣り針が・・・。 釣り針のような尖ったものは…
8か月前 -
炎症性腸疾患<IBD>、慢性腸症
炎症性腸疾患<inflammation Bowel disease:IBD>
慢性腸症<chronic entropathy:CE> 小腸または大腸の粘膜固有層…4年前 -
胆泥症・胆嚢粘液嚢腫
胆嚢とは、肝臓で作られた胆汁の貯留を行う臓器で、方形葉と内側右葉に埋まるように位置しています。胆嚢から発生する疾患には胆石、胆泥、胆嚢粘液嚢腫および胆嚢炎などがあり、血液…
9か月前 -
肝生検
健康診断で『肝臓の数値が高いですね』と言われたことや過去に『黄疸があり大変厳しい病気です』と動物病院で診断されたことはありませんか? 猫ちゃんの肝臓の病気は栄養性、感…
3年前 -
内視鏡 異物除去
内視鏡症例をご紹介いたします。 果物の種を飲み込んでしまったワンちゃんで内視鏡によって摘出を行いました。 異物、誤食の中で桃の種など果物の種は高確率に腸…
3年前
呼吸器科/循環器科
呼吸器・循環器の疾患には呼吸が苦しい、咳が出るなど、違う病気にも関わらず同じような症状が出るものが多くあります。また緊急疾患も多く、診断治療には迅速かつ正確な知識と治療⼿順が求められる場合も少なくありません。当院ではエコーや⾎液ガス検査による正確な診断に加え、ICU(⾼濃度酸素室)ユニットを準備し治療に当たっております。
症例
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気管支鏡を実施した猫の症例
呼吸器疾患に対する検査にはX線検査やCT検査等の画像診断に加えて、血液検査(動脈血液ガス分析)や気管支鏡検査、肺生検(病理検査)などが挙げられます。消化管や肝臓などの他の…
6か月前 -
酸素中毒
皆さんは「酸素中毒」というものをご存じでしょうか。スキューバダイビングなどで酸素ボンベを使ったことがある方は耳にされたことがあるかもしれませんが、実は酸素にも中毒…
8か月前 -
僧房弁閉鎖不全症、心原性肺水腫
僧房弁閉鎖不全症
心源性肺水腫 心源性肺水腫とは、僧帽弁閉鎖逆流症(MR)が発端となり呼吸困難や湿性の咳を引き起こし、死に至ることもある疾患です。
治療は…4年前 -
肺高血圧症
今回の症例は『肺高血圧症(pulmonary hypertension)』です。
肺高血圧症は肺動脈圧の上昇を主として、様々な疾患から2次的に生じることの多い疾患です…3年前
腫瘍科/⽪膚科
腫瘍(ガン)の病気は発⽣する場所により出てくる症状が違います。また発⾒した時には⼿遅れであることも少なくないため、早期発⾒早期治療が肝になります。そのため当院では定期的な健康診断をオススメしています。特に中⾼齢差し掛かる7歳には全⾝の検診をすることをお薦めしています。
発⾒した癌に関しては抗がん剤、外科治療に進むにあたってしっかりとした治療計画および費⽤をインフォームさせていただいております。
⽪膚や⽿の疾患は1次診療で⼀番多い疾患になります。飼い主様への丁寧なインフォームを⼼がけ、トリミングと連携しながらケアから治療までを⼀貫して⾏っております。体に優しいシャンプー療法や炭酸泉も⾏っております。お気軽にご相談ください。
症例
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鼻梁にできた多小葉性骨腫瘍
多小葉性骨腫瘍は犬の頭蓋骨にできることの多い骨の腫瘍です。局所で拡大し脳を圧迫することで神経症状を示すことも少なくありません。今回は鼻梁部(鼻と頭蓋骨の間)にできた多小葉性…
2週間前 -
犬の脾臓腫瘍
犬の脾臓腫瘍は中・高齢で好発し、1/3~1/2が悪性とされています。腫瘍破裂や出血により劇症を呈することもあれば、症状が認められない場合も少なくありません。今回紹介…
2日前 -
猫の盲腸腺癌
猫の体重減少には様々な原因があります。甲状腺機能亢進症や慢性腎不全、糖尿病や腫瘍などが代表的な疾患です。特に、このような病気は急激に体調に変化をもたらすわけではなく、ゆっく…
6か月前 -
肥満細胞腫
肥満細胞腫は、犬の皮膚腫瘍のうち20%前後を占めるため、犬の腫瘍では遭遇することの多い疾患にあたります。主にしこりの付近のリンパ節、続いて肝臓、脾臓へ転移することも多いため…
8か月前 -
全耳道切除・鼓室法切開
慢性外耳炎・中耳炎 慢性外耳炎は、日常の診療でよく遭遇する疾患です。この疾患はどの犬種にも生じますが、特にアメリカン・コッカー・スパニエルやシーズーなど原発性脂漏症…
9か月前 -
乳腺腫瘍切除術
乳腺腫瘍 乳腺腫瘍とは、犬では2番目に多く発生し、猫でも3番目に多く発生する腫瘍であり、臨床家が頻繁に目にする腫瘍の一つです。犬では約半数が悪性であり、猫ではその8~…
3年前 -
副腎腫瘍
副腎腫瘍にはいくつか分類があり、その由来として副腎皮質由来か副腎髄質由来かで分けられ、ホルモンを実際に産生・分泌するかどうかで機能性のものと非機能性のものに分けられます。副…
3年前
泌尿器科/内分泌科
お⽔を飲む量が増えた/尿の量が増え⾊が薄くなった、トイレに⾏く回数が増えた、おしっこに⾎液が混じる、おしっこが出ていない。など泌尿器に関するトラブルは腎臓や膀胱、尿管などの疾患の可能性があります。特に<尿が出ていない>という症状は緊急性の⾼いものになるのですぐに来院をお願いしております。
また⾼齢になってくると、泌尿器だけではなく糖尿病や甲状腺、副腎の病気なども飲⽔量の変化を⽣じることがあるので注意が必要です。当院ではIMUNO AU 10Vというホルモン測定器を導⼊しており、院内で迅速にホルモンの測定を⾏うことが可能です。
症例
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低侵襲手術(内視鏡を用いた膀胱結石の摘出)
膀胱結石は犬、猫ともに発生頻度の多い泌尿器疾患です。体質により再発を繰り返すことが多いですが、手術時に細かな結石を取り残してしまうことによって術後早期に膀胱内に結石が確認…
4週間前 -
腎瘻チューブの設置により尿管が疎通した腎盂腎炎の症例
腎孟腎炎は腎孟および腎実質の炎症で,原因としてもっともよくみられるのは細菌感染です。 今回は腎盂腎炎に伴い尿管閉塞を起こした猫に対して、経皮的に腎瘻チューブを設置し、…
8か月前 -
猫の尿管結石の症例
猫の尿管結石は比較的若齢でも発生する泌尿器系の疾患です。腎臓と膀胱をつなぐ尿管に結石が閉塞することで、腎臓で産生された尿が膀胱に流れず、腎臓に貯まってしまいます(水腎症)…
9か月前 -
糖尿病性ケトアシドーシス
糖尿病性ケトアシドーシスとは内科エマージェンシーの1つであり、糖尿病が進行して発症します。発症メカニズムとしては、インスリン不足によりブドウ糖の細胞内への取り込みが減り、代…
3年前 -
尿石症
尿石症とは、尿路のいずれかの部位で、尿中の溶解性の低い晶質から結石形成に至り、これが停留し成長することによって尿路の炎症・頻尿・乏尿・閉塞などの徴候を引き起こす疾患です。そ…
3年前
神経科/眼科
神経疾患は脳から脊髄の病気まで多岐に渡ります。よく⾒られる症状として、痙攣発作、盲⽬、顔が傾いてしまう後ろ⾜が動かない、⽴てない、抱っこするとキャンというなどがあります。確定診断にはMRIやCTなど⾼度な画像診断を要すことあります。当院では、MRIやCT検査が必要かどうかしっかりとした除外診断を⾏った上で判断し、ご紹介も含め治療⽅針を相談させていただいております。
⽬の病気は飼い主様が気づく⼀番の症状ではないでしょうか。⽬が⾚い、しぱしぱしている。⽬が出てきてしまった、痛そうなどの症状がある場合はご相談ください。⽬の病気も原因が全⾝の病気であったり、⻭科からくるものであったり様々です。緊急疾患になるものも多々あります。
症例
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発作重責・脳炎
犬によく見られる特発性髄膜脳脊髄炎の一種で、多因性の疾患であり、明確な原因は不明です。臨床症状は大脳病変の部位によって異なり、発作や虚弱、旋回運動、視覚障害などを呈し、最終…
4年前
避妊・去勢 / 予防接種
当院では鎮痛薬をしっかり使用し、体に優しい避妊去勢手術を行っております。
また、麻酔のリスクを下げるため術前検査をお勧めしております。詳細はお気軽にお問い合わせください。
セカンドオピニオン
当院には腫瘍Ⅱ種の専門医、および外科専門医が在籍しております。
また、その他診療科のセカンドオピニオンにも熟練した獣医師が対応いたします。
セカンドオピニオンをご希望の患者様は、ご来院前にお電話いただけると幸いです。