犬と猫の副腎腫瘍について解説 | よくお水を飲む、尿が薄くて多いは病気の初期症状かも!?
最近「お水を飲む量が多い」「おしっこが薄くて多い」「食欲がありすぎる」などの症状が見られることはありませんか?
副腎腫瘍では症状は多岐にわたり、無症状の場合もあります。
今回の記事では副腎腫瘍について解説します。
もしかして?と思った飼い主様はぜひ最後までお読みいただき参考にしてみてください。
📌目次
▼ 副腎腫瘍とは?
▼ 良く見られる症状について
▼ 必要な検査および診断について
▼ 治療について
副腎腫瘍とは…?
副腎腫瘍には、副腎皮質由来のものと副腎髄質由来のものに大きく分けられます。その中でも、ホルモンを産生・分泌する” 機能性副腎腫瘍 “とホルモンを産生・分泌しない” 非機能性副腎腫瘍 “に分けられます。

機能性副腎腫瘍の場合では、腫瘍の拡大、浸潤および転移による臓器障害の他に、ホルモンの過剰分泌による異常が起こります。そのため、症状の精査をしていったら副腎腫瘍が見つかるなんてこともあります。

対して、非機能性副腎腫瘍の場合では、初期の段階では無症状のことが多く、画像検査などで偶発的に発見されることが多くなります。
しかし、機能性副腎腫瘍の中には明確な症状を示さない場合もあるため、注意が必要になります。
そのため、副腎腫瘍が発見された場合は、その腫瘍がどのような性質(機能性なのか非機能性なのか、皮質由来か髄質由来か)などを精査する必要があります。
検査の結果をもとに、
◇ 副腎を切除するべきなのか
◇ 麻酔や手術における危険性があるのか
◇ 治療をする必要があるのか
などを判断するため、あらかじめ診断することは非常に重要となります。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
こちらの外部リンクよりそれぞれのページに飛べますので、ぜひご参考にしてみてください。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
Q&A
Q. 副腎腫瘍に対する精査は実施していますか?
A. はい。当院ではCT検査などの画像検査に加えて、ホルモン検査なども実施しています。
Q. 副腎腫瘍の手術は行っていますか?
A. はい。手術に対しても対応しています。
Q. 手術以外の治療も行っていますか?
A. はい。状態によっては手術以外の治療もご提案できると思いますのでお気軽にご相談下さい。
その他の記事
-
猫の心筋症:肥大型心筋症(HCM)
心筋症には4つの代表的な分類が存在します。①肥大型心筋症(HCM)、②拘束型心筋症(RCM)、③拡張型心筋症(DCM)、④不整脈源生右室心筋症(ARVC)の4つに分類されて…
3年前 -
犬の甲状腺機能低下症について | 元気がないや皮膚症状は甲状腺機能低下症の初期症状かも? ~検査および診断編~
こちらの記事では甲状腺機能低下症における検査および診断について解説していきます。 甲状腺機能低下症では、様々な検査が検査が併用される場合があります。 甲状腺機…
7か月前
-
全耳道切除・鼓室法切開
慢性外耳炎・中耳炎 慢性外耳炎は、日常の診療でよく遭遇する疾患です。この疾患はどの犬種にも生じますが、特にアメリカン・コッカー・スパニエルやシーズーなど原発性脂漏症…
4年前 -
肝生検
健康診断で『肝臓の数値が高いですね』と言われたことや過去に『黄疸があり大変厳しい病気です』と動物病院で診断されたことはありませんか? 猫ちゃんの肝臓の病気は栄養性、感…
6年前 -
総合診療科
例えば、嘔吐や下痢が認められれば、何となく消化器が悪いのかな?と考えることができますし、咳をしていれば呼吸器かな?と予測することができます。しかし、「なんかいつもと様子が違…
3年前 -
腹腔鏡補助下で実施した潜在精巣摘出術
潜在精巣とは片側または両側の精巣が陰嚢内に下降していない状態をいいます。ビーグルや雑種犬における精巣下行のタイミングは生後30~40日と言われており、2ヶ月齢の時点で精巣…
2年前 -
肋間開胸術による犬の肺腫瘍切除
今回は他院にてレントゲン撮影をした際に肺腫瘍が見つかり、セカンドオピニオンとして当院を受診し、CT検査及び肺葉切除によって腫瘍を摘出した一例を紹介します。 a …
2年前 -
若い子に稀に見られる疾患、先天性門脈体循環シャントとは? │ 早期発見や実際の治療法について
先天性門脈体循環シャントは主に若齢の犬ちゃんや猫ちゃんで稀に認められる病気です。 この疾患は特異的な臨床症状を示さないこともあり、詳しい検査をしないと見つからないこと…
11か月前 -
胆嚢摘出術および総胆管ステント設置を実施した犬の1例
胆嚢粘液嚢腫とは、胆嚢内に可動性の乏しい胆汁由来の粘液状物質が過剰に貯留した状態です。この粘液状物質が過剰に貯留してしまうと胆嚢拡張を起こしたり、胆汁の流れ出る通り道である…
1年前 -
うっ血性心不全/心原性肺水腫(犬)
心源性肺水腫とは、僧帽弁閉鎖不全症や肥大型心筋症などの心臓病によって心臓内の血液の鬱滞が悪化する事により、肺に血液中の水が押し出され呼吸困難を生じる二次的な病態で…
7年前
