2024年7月7日
腹腔鏡下避妊手術



開腹手術では上からの視点のみで、傷口を大きく開かない限り腹腔内をよく観察することは難しいです。






腹腔鏡手術ではお腹の中を膨らませてカメラを挿入するため、観察という点では非常に優れています。卵巣切除後の子宮の切除端や卵巣動静脈からの出血がないことをしっかりと確認できます。

開腹手術に比べて一つ一つの傷は小さく、術後の痛みも抑えられる可能性があります。動物の体が大きくなるほど、開腹手術と比較した傷口は小さくなります。

体格や既往歴・現病歴などから腹腔鏡が不適応の症例もいます。腹腔鏡による避妊手術をご希望の場合は獣医師にご相談ください。
その他の記事
-
紐状異物
紐状異物は危険な異物の一つで、特に猫に多く見られます。 消化管は食べ物を消化・吸収するために蠕動運動をしています。紐によって手繰り寄せられた消化管は、蠕動運動によって…
3年前 -
アレルギー食|たくさんありすぎてどれを選んでいいか分からない?種類と使い分けについて
ペットショップや薬局のペットフードコーナーで「アレルギー体質の子向け」と書かれたフードを見かけたり、獣医さんから「アレルギーかも」と言われたことはありますか? アレル…
1年前
-
右骨盤部分切除および断脚を実施した犬の1例を紹介します
四肢(足)に発生する腫瘍は悪性のものが多く、大型犬の中高齢で特に多く見られ、急速に進行していくのが特徴です。症状としては足の腫れや跛行(びっこ)が主な症状になります。 …
3か月前 -
犬の胆嚢粘液嚢腫について | 進行してから症状が現れる恐い病気でもあります
胆嚢粘液嚢腫とは主に犬で多く見られる疾患で、胆嚢という臓器に可動性の乏しい粘液が過剰に溜まることで発症するとされています。一昔前までは稀な疾患とされていましたが、近年では…
5か月前 -
食道バルーン拡張術にて治療した食道狭窄の猫の1例
食道狭窄とは食道内腔が異常に狭くなることで嚥下障害が生じる病態のことを言います。 主な原因としては、薬物や化学物質による化学的な粘膜傷害、過度な嘔吐や胃酸の逆流(逆流…
1年前 -
べトスキャン イマジストが導入されました!
この度、国内初のAI技術を応用した検査と専門医による診断サービスが可能な"べトスキャン イマジスト"という検査機器が当院に導入されました! …
2年前 -
角膜疾患(潰瘍性角膜炎)
角膜疾患とは、角膜、いわゆる黒目の部分に起こる疾患を指します。角膜疾患では「目を開けずらそう」「涙や目ヤニの量が多い」「まぶしそうにしている」という症状がよく見られます。 …
3年前 -
犬の脱毛|加齢によるもの?病気?
わんちゃんも人と同じように、高齢になると毛の色が変化したり薄くなったりします。これは生理的なものですが、中には病的に脱毛が起こってしまうことがあります。 今回は病的な…
1年前 -
侮ってはいけないノミ・ダニ予防について解説 | 痒いだけでは済まない場合もあります
ノミやダニと聞くと、痒いというイメージを持たれる方が多いと思います。しかし、ノミやダニは痒みを引き起こすだけでなく、わんちゃんや猫ちゃん、さらには人にも様々な病気を引き起こ…
3年前 -
尿管結石摘出術
尿管結石は文字通り腎臓と膀胱をつなぐ『尿管』に結石が詰まってしまい、二次的に腎臓に損傷が生じる疾患です。片方の尿管に閉塞しただけでは主だった症状は認められませんが…
3年前
