ご予約はこちら
045-932-5151
  • ホーム
  • 症例
  • 外科手術
  • 副腎腫瘍について解説 | よくお水を飲む、尿が薄くて多いは病気の初期症状かも!?
2025年10月23日

副腎腫瘍について解説 | よくお水を飲む、尿が薄くて多いは病気の初期症状かも!?

最近「お水を飲む量が多い」「おしっこが薄くて多い」「食欲がありすぎる」などの症状が見られることはありませんか?

副腎腫瘍では症状は多岐にわたり、無症状の場合もあります。

 

今回の記事では副腎腫瘍について解説します。

もしかして?と思った飼い主様はぜひ最後までお読みいただき参考にしてみてください。

 

📌目次

 

▼ 副腎腫瘍とは?

▼ 良く見られる症状について

▼ 必要な検査および診断について

▼ 治療について

 

副腎腫瘍とは…?

副腎腫瘍には、副腎皮質由来のものと副腎髄質由来のものに大きく分けられます。その中でも、ホルモンを産生・分泌する機能性副腎腫瘍 “とホルモンを産生・分泌しない非機能性副腎腫瘍 “に分けられます。

 

機能性副腎腫瘍の場合では、腫瘍の拡大、浸潤および転移による臓器障害の他に、ホルモンの過剰分泌による異常が起こります。そのため、症状の精査をしていったら副腎腫瘍が見つかるなんてこともあります。

 

対して、非機能性副腎腫瘍の場合では、初期の段階では無症状のことが多く、画像検査などで偶発的に発見されることが多くなります。

しかし、機能性副腎腫瘍の中には明確な症状を示さない場合もあるため、注意が必要になります。

 

そのため、副腎腫瘍が発見された場合は、その腫瘍がどのような性質(機能性なのか非機能性なのか、皮質由来か髄質由来か)などを精査する必要があります。

 

検査の結果をもとに、

◇ 副腎を切除するべきなのか

◇ 麻酔や手術における危険性があるのか

◇ 治療をする必要があるのか

などを判断するため、あらかじめ診断することは非常に重要となります。

 

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 

こちらの外部リンクよりそれぞれのページに飛べますので、ぜひご参考にしてみてください。

 

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

Q&A

Q. 副腎腫瘍に対する精査は実施していますか?

A. はい。当院ではCT検査などの画像検査に加えて、ホルモン検査なども実施しています。

 

Q. 副腎腫瘍の手術は行っていますか?

A. はい。手術に対しても対応しています。

 

Q. 手術以外の治療も行っていますか?

A. はい。状態によっては手術以外の治療もご提案できると思いますのでお気軽にご相談下さい。

その他の記事

  • 鼻梁にできた多小葉性骨腫瘍

    多小葉性骨腫瘍は犬の頭蓋骨にできることの多い骨の腫瘍です。局所で拡大し脳を圧迫することで神経症状を示すことも少なくありません。今回は鼻梁部(鼻と頭蓋骨の間)にできた多小葉性…

    3年前
  • セカンドオピニオン

    セカンドオピニオンとは、現在受けている治療や診断に関して第二の意見を求めることを言います。 当院ではセカンドオピニオンで来られた患者さまに対してまず丁寧にお話を聞くこ…

    2年前
  • 副腎皮質機能低下症(アジソン病)について解説 | 最近いつもより元気や食欲がないは病気のサインかも?~症状編~

    こちらの記事では副腎皮質機能低下症の症例で認められる症状について解説していきます。 副腎皮質機能低下症では欠乏するホルモンによって見られる症状が異なります。 …

    3週間前
  • 先天性疾患 心膜横隔膜ヘルニア整復

    腹膜心膜横隔膜ヘルニア(Peritoneopericardial Diaphragmatic Hernia;PPDH)は、「心膜横隔膜ヘルニア」とも呼ばれる、先天的に発生す…

    2か月前
  • 犬の口臭の裏に潜むリスクとは?|考えられる原因と対策を解説

    愛犬の顔に近づいたとき、「いつもより口が臭うかも…」と感じたことはありませんか? こうしたニオイは単なる不快な症状ではなく、犬の体の中で起きている異常を知らせ…

    6か月前
  • 犬の弁膜症:僧帽弁閉鎖不全症(MMVD)

    犬の弁膜症:僧帽弁閉鎖不全症(MMVD)   僧帽弁閉鎖不全症(以下 MMVD)は犬の心臓病の代表的な疾患です。犬の心臓の構造は人と類似しており、2心房2心室で…

    2年前
  • 高カルシウム血症

    普段血中のカルシウム濃度は厳密に調整されていますが、恒常性が破綻してしまうと高カルシウム血症が生じてしまいます。軽度の高カルシウム血症の場合は無症状のことが多く、偶発的に見…

    2年前
  • 当院での避妊手術について、詳しい手術方法を解説します

     皆さんが飼われているペットさんは避妊手術・去勢手術はされましたか?今回は当院での避妊手術について紹介したいと思います。  当院での避妊手術は「子宮卵巣摘出術」を採用…

    2年前
  • 肝生検

    健康診断で『肝臓の数値が高いですね』と言われたことや過去に『黄疸があり大変厳しい病気です』と動物病院で診断されたことはありませんか? 猫ちゃんの肝臓の病気は栄養性、感…

    6年前
  • 内視鏡で誤食した釣り針を摘出

    釣り針を食べてしまったとの事で来院した7カ月のワンちゃん。 X線検査を実施すると胃の中に釣り針が・・・。 釣り針のような尖ったものは…

    3年前