- ホーム
- 症例
- 消化器の病気/総合診療科
- べトスキャン イマジストが導入されました!
2024年10月18日
べトスキャン イマジストが導入されました!
この度、国内初のAI技術を応用した検査と専門医による診断サービスが可能な“べトスキャン イマジスト”という検査機器が当院に導入されました!

このべトスキャン イマジストの特徴として
◇様々な採取検体に対して一つの検査機器で対応可能
◇迅速な検査結果(最短2時間)が取得可能
といった利点があります。
実施可能な検査内容としては
◇AI血液塗抹:AIによる血液塗抹の分析
◇デジタル細胞診:登録されている専門医による細胞診検査
◇AIフィーカル:糞便検査による寄生虫やシストの検出
◇AI皮膚検査:皮膚細胞診による皮膚科検査のサポート
の4つがあります。

従来の細胞診検査では検査結果の取得に数日~1週間程度の日数を有していましたが、本機器のデジタル細胞診検査では、登録されている世界中の専門医から最短2時間で結果が返ってくるため、緊急性の高い症例や早急に診断が必要な犬ちゃん・猫ちゃんに対して診断の大きな補助となります。
また、腫瘍を患っているような子であれば、早ければ検査当日に結果が返ってくるため、当日または翌日には外科手術や化学療法に進んでいくことも可能となります。
※こちらも併せてご参照下さい:腫瘍科
まだ発売されて間もない機器なため、当院でも探り探りで使用しておりますが、活用が出来ればより早期の診断・治療が可能となりそうです。
※イマジストについてはこちらのリンクよりHPをご参照下さい
その他の記事
-
糖尿病性ケトアシドーシス
糖尿病性ケトアシドーシスとは内科エマージェンシーの1つであり、糖尿病が進行して発症します。発症メカニズムとしては、インスリン不足によりブドウ糖の細胞内への取り込みが減り、代…
6年前 -
2022年の健康診断のまとめ
季節が過ぎるのは早いもので、あっという間に新年度を迎えました。 今年もワンちゃんのフィラリアの検査・予防が始まる時期になりました。 当院ではフィラリアの予防を始…
3年前
-
鼻梁にできた多小葉性骨腫瘍
多小葉性骨腫瘍は犬の頭蓋骨にできることの多い骨の腫瘍です。局所で拡大し脳を圧迫することで神経症状を示すことも少なくありません。今回は鼻梁部(鼻と頭蓋骨の間)にできた多小葉性…
3年前 -
”麻酔前検査”をお勧めしています
手術をするにあたって、人の場合と同様に犬ちゃん猫ちゃんにも全身麻酔をかける必要があります。麻酔前検査では、この全身麻酔が安全にかけられるかどうかを評価するための検査となり…
2年前 -
副腎腫瘍について解説 | よくお水を飲む、尿が薄くて多いは病気の初期症状かも!? ~治療編~
こちらの記事では副腎腫瘍の症例での必要な治療について解説していきます。 副腎腫瘍の治療では大きく外科治療と内科治療に大きく分けられます。 それぞれの治療法を解説…
1週間前 -
心室中隔欠損症(VSD)
心臓は、様々な臓器に酸素を供給するために血液を送り出す器官です。 全身に酸素を供給した血液(=酸素が少ない血液。青い部分)を取り込んで、肺で酸素を取り込んだ血液(…
2年前 -
犬の口腔内無顆粒性悪性黒色腫
犬の口腔内腫瘍には悪性黒色腫、扁平上皮癌、線維肉腫など様々な種類の腫瘍が発生することが報告されています。この中でも悪性黒色腫は口腔内腫瘍の中で最も発生率の高い腫瘍とされ、半…
1年前 -
2022年の健康診断のまとめ
季節が過ぎるのは早いもので、あっという間に新年度を迎えました。 今年もワンちゃんのフィラリアの検査・予防が始まる時期になりました。 当院ではフィラリアの予防を始…
3年前 -
ノミ・ダニ予防
ノミやダニと聞くと、痒いというイメージを持たれる方が多いと思います。しかし、ノミやダニは痒みを引き起こすだけでなく、わんちゃんや猫ちゃん、さらには人にも様々な病気を引き起こ…
2年前 -
アレルギー食|たくさんありすぎてどれを選んでいいか分からない?種類と使い分けについて
ペットショップや薬局のペットフードコーナーで「アレルギー体質の子向け」と書かれたフードを見かけたり、獣医さんから「アレルギーかも」と言われたことはありますか? アレル…
4か月前
