- ホーム
- 症例
- 消化器の病気/総合診療科
- 腹腔鏡下肝生検
2024年4月14日
腹腔鏡下肝生検
ワンちゃんやネコちゃんでも健康診断で肝臓の数値が高い子を多くみかけます。一般的には症状がなく、元気そうにみえる子がほとんどですが、重病が隠れていることもあります。
まずは数値がどの程度かにもよりますが、基本的に再検査をお勧めしています。再検査で正常値を示していれば安心ですが、高値が持続するようであれば超音波検査や肝機能検査を実施し、状況によっては原因追究のために肝臓の組織検査を実施します。
従来の肝臓の組織検査はお腹を大きく開けないと肝臓の観察が困難でしたが、近年獣医療でも取り入れられるようになった腹腔鏡を使用することにより、格段に小さな傷で検査を実施することが可能になりました。






腹腔鏡手術ではお腹にトロッカーという筒状の器具を挿入し、ガスを入れて膨らませるため小さな傷でお腹の中をよく観察することができます。カメラを通して拡大してみることもできるため、細かな血管等も観察することができます。


今まではお腹の傷が大きくなってしまうため入院が必要でした。腹腔鏡手術では術後の体調にもよりますが、日帰りすることも可能です。肝臓の数値が高く、治療方針に悩まれているようであればお気軽にご相談ください。
その他の記事
-
内視鏡で誤食した釣り針を摘出
釣り針を食べてしまったとの事で来院した7カ月のワンちゃん。 X線検査を実施すると胃の中に釣り針が・・・。 釣り針のような尖ったものは…
4年前 -
犬の口腔内無顆粒性悪性黒色腫
犬の口腔内腫瘍には悪性黒色腫、扁平上皮癌、線維肉腫など様々な種類の腫瘍が発生することが報告されています。この中でも悪性黒色腫は口腔内腫瘍の中で最も発生率の高い腫瘍とされ、半…
2年前
-
「目が見えていないかも…」考えられる原因とは?
犬は人よりも年を取るスピードが速く、7歳を超えるとシニア期に入ります。 年を取れば取るほど病気も増えていきますが、目もその一つです。 「最近物によくぶつかるよう…
2年前 -
2025年 春の健康診断の結果をまとめました!
こんにちは!春のフィラリア検査・健康診断シーズンが終わり、すっかり真夏の暑さが到来しています。
今年もたくさんのわんちゃん・ねこちゃん達が健康診断のために来院してくれ…1年前 -
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨脱臼とは、子犬に最も多いとされる先天性疾患であり、その割合は7.2%にも及びます。特に小型犬種に多く発生し、大型犬と比較するとその発生リスクは12倍とも言われています…
6年前 -
若い犬や猫に見られる皮膚糸状菌症(真菌感染症)とは?
皮膚糸状菌症とは、皮膚糸状菌と呼ばれる真菌(カビの仲間)による感染症であり、人にも感染するため人獣共通感染症とされています。猫ちゃんでは原因菌として20種ほどが報告されてい…
1年前 -
侮ってはいけないノミ・ダニ予防について解説 | 痒いだけでは済まない場合もあります
ノミやダニと聞くと、痒いというイメージを持たれる方が多いと思います。しかし、ノミやダニは痒みを引き起こすだけでなく、わんちゃんや猫ちゃん、さらには人にも様々な病気を引き起こ…
3年前 -
犬アトピー性皮膚炎|病態について
アトピー性皮膚炎とは、 「遺伝的素因を有した、痒みを伴うT細胞(炎症細胞の一種)を主体とした炎症性皮膚疾患」 と定義されています。 「遺伝的素因」を有して…
2年前 -
高悪性度消化器型リンパ腫を外科摘出後、抗がん剤を行なった猫
消化器型リンパ腫は猫のリンパ腫のうち最も多くの割合を占めるものであるのと同時に、猫の消化管において最も発生率の高い腫瘍としても知られています。 症例 猫 雑…
2年前 -
猫の会陰尿道造瘻術
尿石症(腎結石や尿管結石、膀胱結石など)は若い猫ちゃんでも起こる一般的な病気です。猫ちゃんにできやすい結石はストルバイト結石とシュウ酸カルシウムの2種類です。 …
3年前
